「じゃ、じゃあ菜々ちゃん……って呼んでもいいかな?」
私がそう聞くと、松岡さんはにっこりと笑ってくれた。
「じゃあ私は、春ちゃんって呼ぶね」
そう言われ、私達は見つめ合って、そのまま笑い合った。
初夏の風が柔らかく吹き、私達の髪を揺らした。
高校生になってもうすぐ二ヶ月が経つ。
今日、新しい友達が出来ました。
ちなみに、堀君は菜々ちゃんのこと絶対好きだよなあ……と帰り際に思い出した。けど、まさか菜々ちゃん本人にそんなこと言えないし、とりあえず何も気付かないふりをした。
私がそう聞くと、松岡さんはにっこりと笑ってくれた。
「じゃあ私は、春ちゃんって呼ぶね」
そう言われ、私達は見つめ合って、そのまま笑い合った。
初夏の風が柔らかく吹き、私達の髪を揺らした。
高校生になってもうすぐ二ヶ月が経つ。
今日、新しい友達が出来ました。
ちなみに、堀君は菜々ちゃんのこと絶対好きだよなあ……と帰り際に思い出した。けど、まさか菜々ちゃん本人にそんなこと言えないし、とりあえず何も気付かないふりをした。