−−15分後


「敵対関係の国は炎と地の国か…まぁこれは僕たちには関係ない」

「判断材料少ないなぁ」

「…………」




「日和」

「ん?」

「賭けてみようかな?…て少し思うんだけど」


真剣な眼差しで日和を見る。


「…何に?」

「言わなくても解ってるくせにぃ〜!」


困ったように眉毛を下げ笑う。


「いいから言ってよ!」

「…海里ちゃん。それと陸君………だよ」

「あ、陸は予想してなかった」


チッ!と指を鳴らす。


「あの2人は風歌ちゃんと昔から仲が良いからね。2人は風歌ちゃんを信用してるし…3人の友情に賭けてみようかなって、思ったんだ」

「友情に、ねぇ。…空にしては珍しく論理的でない決め方だけど、いいんじゃない?」

「そうかな…ハハッ。日和はいいと思うかい?」


その問い掛けに少し表情を曇らせた。