『…目覚めよ黒き闇の象徴、我は汝の共鳴者なり……』


「何だと…まさかこのガキが共鳴者…!?」



『暗雲羽音!!』

『…影穿剣!!』


ARMSの影が男を斬り裂いた!


「ぐ…ぁ……」


男はそのまま動かなくなった。



陸まで共鳴者だったの…?しかも、四季さんが見つけたARMSの……


驚きを隠せない。



「…っあれ?」


気付くと体をちゃんと動かせるようになっていた。


「海里!会いたかったぁぁぁ!!」


勢いよく海里に飛び付く風歌。


「風歌…私も会いたかったよ」


ギュウゥゥー!!と抱き合う2人。


「…」


それを見て黙る陸。


「どうして2人がここに?」

「あ、それは…」
「それについて話しあう前に、仲間の容態を確かめるのが先でしょう?状況わかってお喋りしてるのかしら新入りさん?」


「状況〜新入りさん」までを強調して低く言う四季。


「す…すみませんっ!!」


慌てて陽達の元へ走る。


「…悪いけどあなた達も手伝ってもらえないかしら?」

「…わかりました」



一旦傷の手当てなどを施すことに専念する4人。