「四季、奪われたのはあれで合ってるか?」

「ええ。合ってるわ」


仮面の男を睨む四季。


『おかしいわね。絶対にあの男は共鳴者じゃないはずよ?』

「共鳴者じゃないとARMSは扱えないのに何で…?」


疑問に思う海里。


「総司令殿!おかしいであります!こいつら1人足りないであります!!」


兵士が海里達を指差す。


「?」


顔を見合わせる陽達。


「確かに。反応は6つあったはずだな…。まだ仲間がいるのか?1人だけ隠れているのだな!?」

「俺達はもとから5人しかいない」


陽が答える。


「何だと?ではあと1つの反応は何だったのだ!?」

「間違いだったのでしょうか‥?」

「んなこたどうでもいいだろ!ARMSは返してもらう!!」


素早くマサムネを抜く。


「行くぜ、陽!月!」




走り出す星と月。


「いざとなったら頼むぞ四季!!残り1発だから見極めて使ってくれ!海里ちゃんはさっきの通り、守りながら援護してくれ!!」


「わかったわ!」
「わかりました!」


ほぼ同時に言う。