「今何投げた!?」


月の腕を強く掴んだ。


「爆炎弾改良型♪」


「ば…!?」


眉間にしわを寄せる陽。


「そういうのあるなら先に言っといてくれ…」


溜め息をつく。


ようするに手榴弾みたいなのかなぁ?

驚きながらも冷静に思う海里。


「射撃して人数減らす手間省けたし、突っ込むぜ?」


鞘からマサムネを抜く。

「……そうだな」



「あいつらごときに共鳴技使うまでもないな」

「そうね」


構える星と月。


「相手を下に見ると危ないぞ」


陽も構える。


「あそこにいたぞぉ!!全員突っ込めぇぇ!!!」




ドドドドと突っ込んでくる兵士達。


海里は銃口を兵士に向ける。


「‥‥‥」


一歩下がり、海里の後ろに立つ四季。