瞬は車を走らせると、瞬の自宅へ私を連れてきてくれた。





今日で来るのは二回目。





でも、一つだけ違うのは、



「にゃー」




レインが私のともへすぐに来てくれた。





「レイン、久しぶり」




私が頭を撫でていると、瞬もレインの胴体を撫でた。





「飼い主より先にあいさつするなんてな」





私はレインを抱っこして、リビングへ向かう。






久しぶりだけど、居心地がいいこの部屋。





ずっと、瞬に逢えることがきまっているかのような出会い。





手放せるわけない。
跳ね返せるわけがない。






私が夢見ていた現実が、ここに始まろうとしている。






「真白、このジャージでいいかな?」





瞬は自分の部屋からジャージを持って来てくれた。






なんだか、違和感だらけだけと、そう思うのは、私に感情が溢れ出して来たからなのかな?