ひんやりとした冷たい墓石に触れた

そこに君は居なかった。

ただ、形だけ。

魂も器となる肉体も無ければただそれはそこに置かれただけの飾り。

しゃがみこんでは話しかけてみる。

形だけの飾りに。

「まだ君が好きなんだよ」

って