次の日。
私は学校が終わった後部活を休んで病院に向かった。
今日、颯斗は学校を休んでいたから病院にいるんじゃないかと思って。
「優杏ちゃん、本当に良いの?」
病室の前で颯斗のお母さんに話した。
颯斗の傍にいると決めたことを。
「はい。颯斗のこと支えたいんです」
颯斗は今日から、入院するらしい。
お医者さんが一晩考えた結果、進行を遅らせるために薬と点滴を打つらしい。
「でもこれから先必ず優杏ちゃんに辛い思いさせることになるわ。私は優杏ちゃんにはそんな思いさせたくないのよ……」
颯斗のお母さんの気待ちは分かる。
でも
病気になったのは私の責任でもあるかもしれない。