それまでずっと黙っていた春馬が立ち上がった。
みんなが春馬を見る。





「春馬?」






「俺は納得出来ないです。あいつ、いつもサッカーのことばかり考えてた。学校でもずっとサッカーの話ばっかりで。だから、納得がいかないんです。突然辞めるだなんて。だから、今日の練習が終わったら、颯斗の家に行って来ます」









「……分かった、頼んだぞ。こんなこと言いたくないが、あいつがいないと正直今度の全国大会は厳しい」







「はい」