校舎から慌てて出てきた桃花が私たちの所に走ってきた。




















「桃花!どうした!?」























その桃花に春馬は駆け寄った。

























「さっき病院から連絡があって







































颯斗くんが危ないかもしれないって」

























少し距離が遠かったけど、私の耳にしっかりと桃花の声が聞こえた。

































「早く病院行こう!」

























ここで泣いている場合じゃない。























颯斗の傍に行って励まさなければ。

























私たちは鞄を学校に置いたまま、病院に向かった。























颯斗、逝かないで!