「はい、お待たせ。バニラ二つね」


























優しそうな感じの良いおじさんからバニラのソフトクリームを二つもらって、颯斗の元へ帰った。














「颯斗。アイス買って来たよ!
















……颯斗?」

















休憩スペースの所で、颯斗はぐったりしていた。
















その瞬間に、嫌な予感がした。

















「颯斗!目開けて!」


















そう叫んだ瞬間に、颯斗は目を開けた。

















「あ。悪い。いつの間にか寝ていた」


















ね、寝ていたって。




















「良かった。気を失ったわけじゃなくて」



















心の底からホッとした。





















意識不明とかそういうのになったのかと思った。






















「ごめんな。なんか心配かけたみたいだな」























「ううん、大丈夫。それよりアイス食べよ」
























「ああ」
























本当は泣きそうになるくらい心配したけど、颯斗にそれは言わなかった。



























颯斗の前では強くいなきゃ。