その後。





春馬たちも相手にムカついていたのか、今までとは比べ物にならないくらいの強さで前半戦は私たちの学校が得点をリードして終わった。











「よしっ!この調子で後半戦も攻めるぞ!」








サッカー部の顧問が大きな声で言った。









多分、相手校に聞こえるよう言ってるんだ。







さっきの仕返しみたいな。










「調子には乗らない方が良いと思いますよ、先生。前半戦は相手が力をぬいてたのかも。後半戦から一気に攻めてくる可能性だってあります」











春馬が淡々と言った。








ほかの選手たちも同じことを思ったのか、それぞれうんうんと頷いてる。









「そう、だな。みんな油断するな。ただし、強い相手と戦う時は自分に自信を持つことが大切だからな!」








「はい!」








先生の言葉に、みんなが大きく返事した。



















みんな後半戦も頑張って!