もしそうだとしたら嫌だな。






あんな美人に勝てるわけないし、それどころか今颯斗に忘れられてる上に嫌われてるみたいだし。







「ま。お見舞いに来てくれる人は大事にしなきゃダメだよ。じゃあね!」








その声と同時に乃亜さんが颯斗の病室が出てきた。










「あ。昨日の子だ!颯斗くんなら病室にいるよ!」








私に気づいた乃亜さんが、私に眩しい程の笑顔を見せて言った。










「いや、あの……」







「あんた、何?」







私が口ごもってると、横にいた春馬が突然鋭く言った。