「み!りみ!起きなさい!!」
んー誰かがわたしの名前を呼んでいる...
暖かい。気持ちくてぬくぬくしてる...
「遅刻!!」
えっ?!
パッと目を開けると窓から射し込んでくる光に思わず目を閉じる。
でも起きなきゃと思って目を開けるとママの顔との距離約10cm。
「ぎゅあああああああああ」
び、びっくりしたー
「早く着替えて学校に行きなさい」
「はーい」
とりあえず急いで制服に着替える。
なんとなく時計を見たら7:30。
あーあ遅刻確定だ。学校まで電車で一時間。それに駅まで徒歩10分。遠い高校になったのは中学三年間アメリカに住んでいて、帰国枠で入れるのはここだけだったから。
「いってきまーす!」
とりあえず、パンをバックにつっこんで駅まで走る。
今日の空は曇が少なくてきれいな青空。秋風が相変わらず寒いけど秋は好きだ。空がきれいだから。