私は一人で喋っているアイツを残して
帰る準備をする。

いつもならコイツに関わらないためにすぐに
帰るけど、今日は日直で帰れなかった。




「あっ、空茱ちゃん甘い食べ物好き?」



「好きならさ、最近学校の近くに新しいケーキ屋さんできたから行こうよ?」



「甘いの好きじゃないから、行かない。」



「えー、好きじゃないのかー!」



「じゃあ、何が好きなの?」


私は無視して教室を出た。