そもそも宜しくしても、結局は本当の仲間にならないし。


今も仲間じゃないからね。


「……春川凜。二年七組。僕は副総長だよ。まぁ、海と一緒で仲良くする気は無いからね!」


副総長なんだ。幹部かと思ってた。


どっちかって言うと、瀬月君のほうが副総長っぽいよね。


「野本恭。二年一組。幹部!てか、未音ちゃん?めっちゃ可愛いね~!!」


……一言で言えばチャラい。実はあたし、こういう人苦手なんだよね。


でもこの人なら……すぐに認めくれそう。


いや、でも、あたしの事睨んでいたし、無理なのかな。


「……宇津見秋。龍華の総長で、二年六組。」


クールなのか、ただあたしに関わりたくないのか。


……どっちでもいいか。


どうせ結局は何の意味も無くなるんだし。


「最後は未音ちゃん、お願い。」


「うん!紅須未音、二年三組。龍華の事何も知らないけど、これから宜しくね。」