「にしても暑いよねえー、今日30度も超えてるんだよ?」
ビックリしちゃったと、タオルで汗を拭いた。
「30度か、それは暑いね」
「うん、教室のクーラーついてるといいねー」
こんなたあいのない話をしていると学校に着いていた。
「ふぅー、ひと段落」
「てゆーか美月さ、やっぱモテるんだね」
ほら、と周りを指さして言った。