「で?お前、仕事頑張ってるか?」

「あぁ。リーマンだけど外仕事多くて…」

「頑張ってんだな♪」

「まぁ、真央と子供の3人で一緒に幸せ掴みたいっすから♪」


「そっか。お前は立派になったな!」

そう言って男同士の会話をしている先輩たちを余所に、私たちは会ってなかった時間を埋めるように世間話をする。




「お腹、そろそろ大きくなってくるね♪」

「うん。」

「抱かせてね?」

「もちろんっ!」


「楽しみだなぁ~♪あ、名前とか決めてるの?」

そう言った真央は慶太の方をチラッと見て、私に視線を戻した。



「慶太にはまだ内緒なんだけど、男の子だったら洸一(こういち)、女の子だったら晴美。」

「いい名前だね♪」

「ありがとう!」


こんな話を聞くと私も子供がほしいなぁって思ってしまう。


でも、幸せな分苦労もあるから…

その覚悟がない限り、上の空の気持ちで赤ちゃん作るなんてだめなんだ。