「え?」
って言って顔を上げた南は…
すっごく可愛かった…。
-ドキッ…
俺はこいつの表情1つ1つにドキドキする。
俺の心臓は絶対誰よりもうるさく音が鳴る。
ぜってぇー周りに聞こえてんだろっ!?
って勢いで…恥ずかしいな俺…。
「何してんの?こんなところで。」
俺は、知ってるけど少しでも長く一緒に居たくて、なぜ南が居るのか知らないフリをした。
「なにって…職員室に呼ばれたじゃん。」
「あぁ~、そういやぁそうだったな。お前なんかやらかしたんか?」
俺は嘘下手だなぁー…
つくづく思う。
「…いやぁ、それが全く見に覚えがないんだよね。」
ちょっと眉間にシワを寄せて考え込む表情も好きだ。
俺は一生懸命自分の中で話しのネタを探る。
あっ!そうだっ!!
「坪山は?」
「5時に来るって言ってた。」
…5時っ!?
俺は時計を確認すると喜ばしいことに、あと30分も時間があることに気づく。
うっしゃぁ!
俺は心の中で万歳をする。