未来のお母さんはドアから頭を出し、部屋を覗きながら、ごゆっくりって言ってくれた。


俺はそんな事よりも一刻も早く、未来と2人きりになりたかった。



お盆を両手でしっかり持った未来が戻ってきた。


ちょっとへこんでいるのか、元気がない。



ごめんね、って謝りながら俺の前にケーキを出してくれた。


俺はちょっと未来をからかってみた。



そしたらいきなり俯くから寂しくなって、未来が顔を上げた時…


俺は不意にキスをした。




俺は俺自身をコントロールすることが出来なかった。



キスがだんだん激しくなっていく。


未来をからかいながら何度も何度も唇を重ねた。