「……えっ…?」

先輩は上半身を起こし元の体勢に戻した。



「…ごめん…真央のことがあって…で…出来ない…」


私の声は震えていたと思う。



上手くろれつが回らなくて噛み噛みだった。


私がそう言った時、先輩は私を力強く抱きしめた。




「…そうだよな。ごめんな。俺…お前、大事にするって決めたんだもん。」

先輩はそう言っていた…


先輩だって男だもんね…ごめんね。



無理させてごめんね…?ごめん…本当にごめんなさい。



「……うん。 …ごめんなさい。」

私はゆっくり返事をし謝った。