「ごめんねっ!!」

そう言いながら私は真央の部屋を出て、玄関に急いで向かった。


「お邪魔しましたー!!!!」

急いで靴を履き外に勢いよく出た。



雨はすっかり上がっていて空には虹が掛かっている。

すごくキラキラした景色が広がっていた。



ちょっとその景色に見とれていた時、携帯が鳴った。


“~♪~♪~♪”


着信名はもちろん-秀二先輩-


「はいっ!!!」

『未来~?おめぇ~家にいねぇ~じゃねぇ~かぁ~!!』

やたらと甘えている先輩の声。


「うん、ごめんねっ!!!今、向かってるから待ってて!!」

『早く会いてぇ~よぉ~!!』

「もうすぐ会えるよっ♪」

私はそう先輩に言いながら急いで家に向かった。


私が一生懸命走ってるっていうのに

『まだぁ~まだぁ~?』

と急かす先輩。



でも、可愛いからなぜか許せる。