全身鏡の前に立って気づいた。


目…腫れてるんだった!!

なのに真央に会うの…?どうしよう…?


そうだ!!サングラスして行こう!!!


今日の天気は雨。なのにサングラス。


普通に合わない組み合わせ。

間違ってるとはわかってるけど、目を隠すには丁度いい。



私は鏡の前に立ちながら上から下まで見直す。

外を出歩くわけでもないのになぜか気合いが入っている服装。


そして…サングラス…。


自分でも笑っちゃうくらいおかしい。


カバンに携帯やタオルなどを詰め込んで家を出る。


「行ってきまーす!!」

「えっ?どこに行くのー?」

リビングから疑問を飛ばす母。


「真央のところー!!」

「大丈夫なのー?」


私たちは同じ家にいるのに大声で会話をする。



「うーんっ!!」

「気をつけないさいよー!!」

「はーいっ!!!」