もう学校でこの幸せを実感することは出来ないの…?

ねぇー…真央…真央…真央…


その時…私の頭の中で、

“プツンッ”

と何かが切れた音がした。



それと同時に目から大粒の涙が流れてきた。


寝室には両親が寝ている…。

私は息を押し殺して、音が出ないように必死に泣いた。


「ふぅう…うぅ…うっ…」

でも、私の口から音が漏れる。


私はベットに顔を押し付けて声が響かないようにするのに必死だった。



“チュンチュンチュンー…”

私の部屋に静かに鳥の鳴き声が響く。


んー…?

私は泣きつかれたのか、気づかない内に寝ていたみたいだった。


やたらとまぶたが重い…。

そう思いながら身支度をし、全身鏡に向かった時ー…