「わ…わかってます…」

「慶太とちゃんと一緒に行くんだぞ?」

「は…はい…。」

「早めに行けよ?」

「はい…」

「高校どうする気だ?」

「ど…どうするって…?」

「このまま高校行けるって思ってんのか?」

「…え?」

真央は目を見開いて驚いた表情をしていた。


「お前妊娠ってことはお腹大きくなるってことだぞ?」

「はい…」

「お腹大きいし、赤ちゃん産むってなったら普通に過ごせねぇーだろ?」

「そ…そうですよね…。」

「…え」

今まで口を挟まなかった私が思わず反応してしまった。


「どうした?」

先輩が心配して私の方を向いた。


「真央…学校辞める…の?」

「・・・」 真央は何も言わず、首を振ることもなかった。


「ちょっと…未来、待ってて。」

「え?」

「俺、お前たちより2年進んで生きてんの。だから俺が少しでも引っ張っていかねぇと慶太もこいつも何もわかんねぇだろ?だから、ちょっと黙ってて。」

「あ…うん…。」

先輩からこんな言葉が出るなんて予想もしてなかった…。


今は私のことなんかより真央の方に集中してたから…。