「何か…あった?」 『お前こそ、何かあったのかよ?』 先輩の声の太さは変わらない。 いつもだったら、どうしたっ!?って言ってくれるのに…。 私はもっと不安感で押しつぶされそうになる。 「何もないけど…今、どこに居るの?」 私は不安感を誤魔化そうと明るく言った。 『ん?家だけど。』 先輩の声は、相変わらずだった…。 「行って…いい?」 『………。』 無言だった。 寂しい、寂しいよ…先輩。 何か言って…? 家に行っちゃだめなの…?