そう思って手を握り締めた時…。


「ごめん…本当にごめん…でも、直哉のこと…友達としては大好きだよ。」



そう言いながら、

未来は涙を拭き、俺を軽く抱きしめてくれた。


俺は全く現状を理解できなかった…。



「ちょっ!未来っ!?」

「本当にごめんね…。」


未来はそう言いながら俺を身から離し、涙を再度拭いて教室を出て行った。




…なんだったんだ?


やべぇ…俺、あいつに惚れ直したじゃん…。


諦めるつもりだったのによぉ…

あいつ…ありえねぇだろぉ…。



俺…お前のこと一生愛してる。

だから、お前のこと…、


絶対諦めない。



覚悟してろよ、未来っ!!!!!

いつかぜってぇ、俺の方がよかったってその口で言わせてやるっ!