―直哉―


俺は決めた。

未来に告白すること。


本当は諦めるつもりだったんだ。


でも諦めきれなかった…。

恋した気持ちを無理矢理諦めるなんて不可能なんだよ。



放課後…俺は教室に入ると窓の外を眺めていた未来が居た。


うおっ!?神様っ!!!

これはチャンスをくれたのかっ!?



俺はゆっくり未来の横の席に座りながら声をかける。

「ん?どうしたの?」


そう言いながら見上げた顔はむちゃくちゃ可愛いものだった。


俺の心臓ぜってぇーもたねぇーよっ!!!



よしっ!まずは相談からだなっ!!!


「彼氏が居る女に告白するのはだめか?」


俺がそう言ったら未来は不思議そうな顔で俺を見てきた。




…かわいいっ。

あ~やべぇ…本気で俺、こいつ好きだ。



改めて実感した。