赤ちゃんはスースーと鼻息をたてて寝ている。


目を開けてないからきちんとは言えない。

でも、確実に鼻は真央に似ている。


眉毛は…慶太かな♪


そんなことを思いながら私は赤ちゃんを眺めていた。



「早く俺らの子も欲しいな♪」

先輩は赤ちゃんの手に指を絡ませながら、大人の笑顔でそう言った。


「だねっ♪」

私も素直に答える。



「鼻は真央似だよなっ♪」

「あー!それ私も思った!」

私と先輩は考えてることが一緒なんだなって思った。


そんな小さなことなのにすごくうれしく思えて、幸せな気分になった。



「そうかなぁ?」

と、真央は照れた表情でうれしそうに笑った。



「そうだよっ♪」

真央…本当に幸せそうでよかった。




真央の笑顔を見たとき、私は一瞬で神様に願った。


この幸せが一生続きますようにー…。