「あぁ!めちゃくちゃ可愛い!」

「本当、可愛い!!」


「でしょでしょー?」

さっきまで子供のような真央の笑顔は、いつの間にか母親の顔に変わっていた。



「うらやましいね♪」

私がそう真央に言うと、真央は耳打ちで、


「今度は未来の番だねっ♪」

そう言った。



私は一瞬で顔が熱くなった。

先輩との子供…そんなことを考えるだけで頭がおかしくなりそう。



そんな幸せすぎるから…。


「おーいっ!今、何言ったんだぁ?」

「ひみつー!」

真央は口の前に人差し指を立てながら言った。



「おいっ!隠し事はなしだー!なぁー未来?」


「何でもなーいっ!」

「あっ!未来までっ!!!」


私は軽く先輩に頭を叩かれた。



すると、真央が突然笑った。


「はははっ!」

「なにっ!?」

「いやいや…相変わらず仲いいなぁ~って思って。」



真央も…らぶらぶのくせにっ!

私は心の中でそうつぶやいた。