あれから亜由美はよく笑うようになった。


本当にふっきれたんだな…って、そう思ってた。



でも、ある時私が、大丈夫?と聞いた時…

亜由美の表情から笑顔が無くなり、急に涙を流した。



亜由美は話してくれた。

―まだ、諦めきれないんだ…。って。


亜由美が振られて2ヶ月が過ぎていた…。



直哉と私と亜由美の関係はもっと深まっていた。

亜由美はどんな心境で直哉と話してるの?


一緒に話して辛くない?

一緒に居て辛くない?


亜由美と私の関係もどんどん深まっていた。


亜由美はいつものように私に相談してくれるようになった。

私はそれがすごくうれしかった。



だからこそ、いつも亜由美に伝える答えは真剣に考えた。