ん〜…?

さっきのはナニ…?



私…何でドキッとかなってんの…?


ねぇー…。



一体……この気持ちはナニ…?




ーバコッ!!!

「……いっ…たぁ〜…!!!」


私はいきなり頭をクラス名簿でおもいっきり叩かれた。



「痛いじゃねぇー!!南…お前最近ぼーっとしすぎ!!ちゃんと話し聞かんか!!」


「………はぁ〜い…」

私はヒリヒリする頭を撫でながら、やる気のない返事をする。



「はははっ!!何やってんの!!!」


隣に座っている友達…

佐藤亜由美に小言で突っ込まれた。


この子は一見おとなしいが、話してみるとすごく積極的でとても思いやりがある子。



「もぉ〜!!うるさいなぁ〜!!」

私も小言で亜由美に反発する。




「だって未来、最高なんだもんっ!!」


そう言った亜由美は、お腹を抱えながら笑っていた。



それを見た私は急に恥ずかしくなってきた。


「ちょっ!!!//亜由美やめてっ!!」



「はははっ!!くくくっ!!!」


亜由美の笑いはひたすら止まる気配が見えず、声を押し殺して笑っていた。




「ありえない…」

私がそう言うと、笑いすぎて目に溜まった涙を拭きながら、ごめんごめんっ!!と謝ってきた。