◆◆◆◆◆
朝のSHRが始まるチャイムが鳴った頃、俺は保健室でココアを飲んでいた。
それにしても、昨日は焦った………。
まさか、藤崎に告白されるとは、、、な。
『俺は、生徒である藤崎の気持ちには応えられない』
どうして、あんな余裕のない冷たい言葉を藤崎に言っちまったんだろうな、、、
普段の俺なら、もっと上手く傷付けないように返事が出来たはずなのに。
「あーあ、俺、何やってんだろう…」
そう言いながら、俺が後頭部に両手を当て天井を見上げたとき、
「マジ、何やってんの?」
ガラッとドアが開き、茶髪の女子生徒が入ってきた。
「どうした?体調不良か?」
「違う」
「じゃあ、何?つーか、お前、誰?」
「水沢 杏里。陽菜の友達」
「ーで?その友達が俺に何の用?」
「なんで、陽菜のことフったんだよ。私は瀬良も陽菜のことが好きだと思ってたんだけど」
水沢が眉を下げ、悲しそうな表情で言った。
コイツ、友達想いな奴なんだな…。
良い友達もってんじゃん、藤崎のやつ。
でも、良い友達だからといっても話は別。
「まずは、水沢。瀬良じゃなくて瀬良先生だから。あと、お前に答える義務はないよ」
「……そうかもね」
水沢は言葉とは裏腹に、納得のいっていない顔をしながら、俺にゆっくりと近付いて来る。
そして、スカートのポケットからスマホを取り出し俺に何かの画像を見せた。
「コレ、生徒の間で回ってるんだけど、瀬良はどう思うの?」
「……………………。」
それは、藤崎とイケメン牧野が抱き合っている画像だった。
なんだ、あいつら…あの後くっついたんだ。
俺に告って直ぐ後に他の男と付き合うなんて…
藤崎の俺への気持ちって、そんなもんだったんだな。
クソッなんかイラつく…
「別に。お似合いなんじゃねーの」
俺は椅子に座ってからPCを起動させ、何も気にしていない様に仕事を始める。
そんな俺の反応が気に入らなかったのか、水沢が俺が仕事をしている机をガンッと蹴った。
さすがにムカついた俺は、キレそうになるのを必死に堪えながら水沢を見上げる。
「…仕事の邪魔しねーでくれる?」
「瀬良のバカヤローッ!!」
デカい声で叫んでから保健室のドアを勢いよく閉めて出ていった水沢。
なんなんだ?あいつは…
はぁぁぁ………
なんか…色々とムカつくんだけど。
朝のSHRが始まるチャイムが鳴った頃、俺は保健室でココアを飲んでいた。
それにしても、昨日は焦った………。
まさか、藤崎に告白されるとは、、、な。
『俺は、生徒である藤崎の気持ちには応えられない』
どうして、あんな余裕のない冷たい言葉を藤崎に言っちまったんだろうな、、、
普段の俺なら、もっと上手く傷付けないように返事が出来たはずなのに。
「あーあ、俺、何やってんだろう…」
そう言いながら、俺が後頭部に両手を当て天井を見上げたとき、
「マジ、何やってんの?」
ガラッとドアが開き、茶髪の女子生徒が入ってきた。
「どうした?体調不良か?」
「違う」
「じゃあ、何?つーか、お前、誰?」
「水沢 杏里。陽菜の友達」
「ーで?その友達が俺に何の用?」
「なんで、陽菜のことフったんだよ。私は瀬良も陽菜のことが好きだと思ってたんだけど」
水沢が眉を下げ、悲しそうな表情で言った。
コイツ、友達想いな奴なんだな…。
良い友達もってんじゃん、藤崎のやつ。
でも、良い友達だからといっても話は別。
「まずは、水沢。瀬良じゃなくて瀬良先生だから。あと、お前に答える義務はないよ」
「……そうかもね」
水沢は言葉とは裏腹に、納得のいっていない顔をしながら、俺にゆっくりと近付いて来る。
そして、スカートのポケットからスマホを取り出し俺に何かの画像を見せた。
「コレ、生徒の間で回ってるんだけど、瀬良はどう思うの?」
「……………………。」
それは、藤崎とイケメン牧野が抱き合っている画像だった。
なんだ、あいつら…あの後くっついたんだ。
俺に告って直ぐ後に他の男と付き合うなんて…
藤崎の俺への気持ちって、そんなもんだったんだな。
クソッなんかイラつく…
「別に。お似合いなんじゃねーの」
俺は椅子に座ってからPCを起動させ、何も気にしていない様に仕事を始める。
そんな俺の反応が気に入らなかったのか、水沢が俺が仕事をしている机をガンッと蹴った。
さすがにムカついた俺は、キレそうになるのを必死に堪えながら水沢を見上げる。
「…仕事の邪魔しねーでくれる?」
「瀬良のバカヤローッ!!」
デカい声で叫んでから保健室のドアを勢いよく閉めて出ていった水沢。
なんなんだ?あいつは…
はぁぁぁ………
なんか…色々とムカつくんだけど。