病室に入ってき人物は……
「雄大……!」
「はぁーっ、また咲良ってやつは。
何回智樹に捕まれば気がすむんだ?
絶対こんな状況だろうなって思ってたけど、見事に予想的中だな。」
雄大だった。
雄大は呆れた声でそう言った。
ううう……ごもっともです……。
「ってことで、俺の彼女を返してもらおうか?」
「毎度毎度、お前って本当最悪のタイミングで入ってくるよな…。」
はぁとため息をつきながら私から腕を離し、私を解放した智樹。
「俺にとったらナイスタイミングだけど?」
「はいはい、そーですね。」
この3ヶ月の間で雄大と智樹は急激に仲が良くなった。
今ではお互い名前呼び。
まぁ智樹はさっきお前って言ってたけども…。