ーー祭りの会場に着くと、人が溢れかえっていた。
ガヤガヤと騒がしくて、これぞ祭り!って感じがした。
それにしても大規模な祭りだなぁ。
ずっと遠くまで屋台が続いている。
私は楽しみで仕方なかった。
「咲良、顔に出てる。」
「え!うそ!!」
急に恥ずかしくなる。
「……まぁ今日は楽しもうぜ。」
智樹は笑っていた。
優しい笑みだった。
でも、目の奥が真剣に見えるのは気のせいだろうか?
「何か食べようよ、お腹すいた。」
私は気のせいだと思い直し、智樹にそう言った……。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…