伶奈はニヤッと笑う。 「恋って何が起こるかわからないからね。 きっと咲良もその人と偶然再会して、恋に発展するのよ!」 「やめてよ、勝手に未来を想像するの。 恥ずかしいよ。」 「あ、照れてる。 咲良恋したことないもんねー。」 「あるもんね。多分幼稚園に恋とかしてたよきっと。」 「でも絶対とは言い切れないでしょ? それに幼稚園とかノーカンみたいなもんだよ?」 うっ……。 そこまで言われると何も言い返せなくなる。