「ほら、行くぞ。」 「は、はい……。」 私はそれ以上何も言えなくて、彼について行くしかなかった。 ………彼って見かけによらず、本当は優しい人なのかも。 どちらも何も喋らず歩く中、そんなことを考える私。 チラッと彼の方を向く。 彼の見た目は怖いけど、顔は整っていてすごく綺麗な顔つきをしていた。