「またさっきみたいなやつに絡まれたら困るだろ?安全な場所までついて行く」






さすがにこの言葉には反対した。







「だ、大丈夫です!本当に1人で行けます!
助けてくれてありがとうございました!」









そして自転車を押して前に進もうとしたら。








腕を掴まれた。







でもさっきの男3人組とは違って、掴まれた手は優しかった。








「いいから。」






彼は手を離して今度は自転車のハンドルに手をやった。