* * * 「か、か、かわいいー!」 店先に並べられたたくさんの髪飾り。 王子の言う通りすぐに城付近の城下に着いた私たち。 一番に目に付いたのは最初に見つけた髪飾り。 「あれ?あんた王子の護衛の子かい?」 「は、はい。」 「なんだいあんた可愛い顔してんじゃん!」 「え?」 店番の元気なおばちゃん。