* * *
「プッ……アハハハハハ!!」
「……最低。」
私の隣で城の庭の芝生に寝転がり弾けんばかりの笑い声をあげるこの男。
ガイ王子に放ったらかしにされ暇を持て余していたという話をすれば馬鹿にしたように笑い始めた。
……ちなみにこの男は私の実の兄、アラン・ステラである。
「わ、悪いっ……ククッ、あ、あんまりに相手にされてないから、つい。」
「ちょっ!陛下の護衛だからって調子乗らないでよね!」
「乗ってねーって!」
こんなのでもステラ家の人間として陛下の護衛を務め、
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