ーーーガチャ



「おはようございます、ガイ王子。本日より王子の護衛につくことに」



「ヘレン・ステラ。……そうだな?」



「は、はい。」



「ふーん……」



扉の先に広がっていたのは、



私の部屋の2倍……いや3倍近くも広い立派な部屋。



でもきらびやかな内装ではなくて、



比較的落ち着いた雰囲気のある気品に満ち溢れた部屋だ。



その部屋の中心に置かれているソファーに腰掛けている人こそが、