あれから1週間が過ぎた。
私が王子の護衛になってからもうすぐ2週間になろうとしている。
4月も終わりに近づき、気温も少しずつ高くなっていた。
そのせいか、昼過ぎの今の時間は本当に暖かい。
「つまらない、つまらないわ。」
ソファーに座りながら読んでいた小難しい本のページの端を軽くいじる。
あの日から私は王子に外出禁止をくらっていた。
王子がいない時は部屋から出るな、だそうで。
これじゃあどっちが守られているのか分かったものじゃない。
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