「だ、め……」 左耳になんども落とされる触れるだけのキス。 恥ずかしさとゾクゾクとする快感で、 目に涙がたまり視界が潤む。 「おう、じ……やき、もち、ですか?」 「……あぁ。凄く妬いた。」 「それは、どうして?」 「お前が俺を妬かせた責任、とってくれるんなら、教えてやるよ。」 そっと微笑むガイ王子。 彼のどこまでも甘い罠に、私はただひたすらに、 落ちて、落ちて、落ちていった________ 。