それなのに……なんで私が護衛の任務を貰えたの? しかも王子の護衛。 「ガイ王子から直々の指名だ。」 「え……直々の、指名?どうして?」 「そこまでは知らない。」 こんなヘッポコを直々に指名してくれるなんて…… よっぽどガイ王子は器が大きいってこと!? 話した事はないけど、きっとそういう事だよね!? 噂じゃかなり端麗な顔立ちらしいし! 「この後制服に着替え王子の部屋に向かうように。」 「了解お父様!」 「はぁ……。」