結局閉館までディズニーランドで遊びまくって、家に着いたときにはもうクタクタで、ソッコー就寝…。
(明日は学校行って…夜は店と…。)



楽しいことの終わりほど空虚な気持ちにさせてくれるものはなくって、いつの間にか楽しいと思えることがず〜っと続いてほしいなんて思い始めて…。

(やっぱ必要でしょ。『お金』。)




昨日のディズニーランドがほんと楽しかったらしく、あゆみは変にテンション高め(笑)。


店に着いて、ロッカー前で『なな』がだるそうに携帯をいじっている。客に営業メールでも打っているのだろう。

「ななちん、おつかれ〜。」

「お―はよ〜。今日は仕事終わったら『パパ』とデートだよ〜♪つ〜か店来るより金貰えるんだよね。」


ななには常時2〜3人の、通称パパ、食事して一回寝るとお金が貰える、要するに店に呼ばずに外で会ってお金を引っ張る『うらっぴき』専用がいるわけだ。

もちろん?
私やあゆみもそっち専用のパパがいる。最近は怠くて適当に理由つけてこっちから断ってるけど。

『ななちんはパパにもマメだよね。今んとこ私はただ座って適当に酒作って愛想ふりまいてる方が楽だわ〜。』

『まぁ〜ね―。でも、やっぱパパと会う方がキャバより時給良いし(笑)。』  
『そりゃそうだわ(笑)。』


『おはよ―。』

他のキャストの女の子たちも出勤してくる時間なわけで…ななとのこの話題は強制的に終了。うらっぴきとか客と寝て金を貰うとか…って話しはほんと仲の良い子以外には聞かれたくない。そういうのが嫌いなキャストもいるし。基本的に女の子はおしゃべりだ。それも女だらけの夜の世界だと余計に気を付けておかないと。変な噂で店にいられなくなる子とか見てきたし。