「シャワーはここで…トイレがこっち。部屋数が7つで〜出勤したら空いてる部屋で待機してもらうのね。んで、フロントとの連絡はこの電話でお願いね……それと…―」

「…はい。(個室で待機なんだ〜)」

「一応形だけ講習もしておこうか。店長に言われてるから。洋服着たままで良いよ〜。」

「言葉で説明するのって難しいんだけどね〜まぁ〜要は『擬似SEX』?をお客さんに楽しんでもらうわけ。まぁ〜彼氏とするまたいにお客さんにもしてあげたらいいんじゃないかなぁ。」
「はい。…大丈夫です!わかりました。(笑)」

「あっそう(笑)最初は緊張するかもだけど…とにかく慣れたもん勝ちだよ。この仕事。えっと、じゃあ店の名前は?何か希望ある?」
別に決めていたわけではないけど…なんとなく…

「『藍衣』で良いです。別の名前にしても藍衣って言っちゃいそうなんで(笑)」
「そうなの(笑)。じゃあ藍衣ちゃんで。あっ、そうだ19時からお客さん来るから用意しておいてね。」

「(え!マジで!)はい…。」