ちょっと待って本当に待って、睦月、アンタ自分が言ってる意味分かってるの? カップルがさ、親も誰もいない2人っきりの部屋でさ、何すると思ってるの。 しかもお泊まりときた。 なんてハレンチなんだ。 「お、お邪魔させていただきます……」 だからといって彼女の私が断る理由はないけどね。 「ん。じゃあ部屋片付けとく」 睦月は、少し嬉しそうに笑ってそう言った。