酷いよ…舞!
助けてよ・・・

ペタリ ペタリ
いつのまにか、足跡は私のすぐ後ろまで来ていた。

『柚香…つかまえた』

「きゃぁぁぁぁぁ!!!」


そこで、私の意識が途絶えてしまった。




目が覚めると、私は血まみれで、ふらつきながら歩いていた。

少し先には、座り込んでいる舞がいた。


舞…酷いよ なんで 置いて行ったの? なんで 一人で逃げたの? なんで、見捨てたの?



ひどいよ ひどいよ ひどいよ ひどいよ ひどいよ ひどいよ

友達だと思っていたのに…
信じていたのに…