あたしは、仕方なく従うことにした。


でも、このまま素直に従うのも…なんか腑に落ちない。


それなら、せめてもう一発…膝蹴りを食らわせてー…。


…ドンッ!


「あんまり調子に乗るなよ。島一番の不良か知らねぇが、ここでは…俺がリーダーだっ」


一瞬のことで、あたしはなにが起こったのかまったく理解できなかった。


飛鳥に膝蹴りを食らわせようとした…その瞬間。