あたしは、キッと飛鳥を睨んだ。


ほんと、ムカつく…!

…あたしの弱みを握ってるからって!


そんなの、完全にあたしが不利じゃんっ。


だけど飛鳥の言う通り、…迷うことはなかった。


なぜなら、あたしがこいつらに協力しなければ、あたしが夢に描いていた“お嬢様ライフ”が、今日で終わることになるのだから。



「…わかったわよ!攫ってこればいいんでしょ!」